女性が自由になるアイテム その3

エレガントスーツ

女性が当たり前のように身にまとっていたドレスを剥ぎ取ったのは、
颯爽と街を歩くことのできる短い丈のスーツである。
ただ、シャネルは実用的な衣服を提案した訳ではなかった。

実用的であるこが全てではなく、女性がエレガントでいることにこだわった。

今となっては定番であるシャネルスーツであるが、71歳でファッション業界に
カムバックした際、シャネルの、カムバックコレクションは当初、酷評であった。
ヨーロッパのメディアが、酷評したシャネルスーツを、アメリカがこぞって称賛し、
世界中でそのスタイルは認知されるようになったのだ。

1963年アメリカ大統領暗殺の際、婦人がまとっていたものも、小さめの帽子と美しくコ
ーディネートされたシャネルスーツであった。
社会進出する女性たちの間で熱狂的なブームを産み出した、シャネルスーツは、
シャネル自身の意欲的な作品であり、時代のニーズとともに変革されていく。

時代とともに、その姿を変えるシャネルスーツは、中古品であっても新作であっても
その価値は、着る人の中に存在する。
シャネルスーツのスタイルは、他のブランドもこぞって真似をするようになる。
俗にシャネル風スーツなどとも呼ばれ、シャネルスーツは、
永遠の憧れとも言われるような存在にもなった。