デザインよりも文章で構成する

中小企業でホームページを作ることになったとき、人によっては優れたデザインのページを作りたいと考えるかもしれません。スタイリッシュなホームページは、それだけでも格好がつきます。しかし、会社のホームページを見に来る人が求めているのはデザインではありません。ホームページ作りにおいてデザインももちろん大切なポイントになりますが、「デザインばかりを重視してしまう」という場合にはホームページの役割として失敗しているとも言えます。Googleなどの検索エンジンは、そのページがどれだけの情報量があるのかをクローラーと呼ばれるロボットを使って判別しています。例えば「居酒屋」「魚料理」などという情報が書いてあれば、それは魚料理を扱う居酒屋としてデータを保管します。非常に優れたロボットですが、現時点ではホームページに書かれた文字情報しか読み取ることができません。「魚料理」という文字列からどんな物であるのかを判別することはできても、魚料理が載っている写真が掲載されていても、それが画像という情報以上に読み取ることができないのです。つまり、デザインばかりを気にして文字での情報を載せずに、写真などばかりを載せてしまった場合、そのホームページは検索エンジンでは「情報量の少ないホームページ」と判断されて、検索に引っかかりにくくなってしまうのです。極端な例ではありますが、非常に洗練されたデザインで、ひと目見てかっこいいと思えるようなホームページよりも、ほとんどが文章だけで構成されている単純な作りのホームページに検索順位で負けてしまうということもあり得るのです。そのホームページで何を伝えたいのかを考えて、なるべく文章にして載せることが大切です。

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